練馬区大泉学園の日蓮宗寺院

西中山 妙福寺

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妙福寺日記

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皆さんこんにちは、望月です!「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、汗っかきな私はまだまだ汗がひかず「春から冬まで汗まみれ」であります……。

 

 

9月は秋の「お彼岸」の月に当たります。お彼岸は、秋分の日を中日とし前後3日の7日間のことをいいます。「彼岸」とは、あちら岸のことで、煩悩を断ち、迷いがない悟りの世界のこと。対して私達が生きている煩悩にとらわれ迷い苦しむ世界をこちら岸と書いて「此岸」といいます。こちら岸からあちら岸へ到ることを「到彼岸」といい、お彼岸の語源とされています。此岸と彼岸の間には、欲望や悩み、迷い、煩悩が渦巻く海があり、その海を越えなければ彼岸に到ることはできません。

 

彼岸の世界に渡るには六つの修行「六波羅蜜」が大切であるとされています。

 

・見返りを求めることなく他人に親切にする(布施)

・決まり約束を守る(持戒)

・思い通りにいかなくても怒ったりせず、目の前の現実をしっかり受け止め耐え忍ぶ(忍辱)

・目標に向かって一生懸命努力する(精進)

・自分を見つめ直し、安らかに生活を営む(禅定)

・物事を正しく判断し、生活に活かす(智慧)

 

簡単にご紹介すると以上の6つの修行法です。何だか簡単に出来そうですが、実際にこれらを意識して行動に移すことはなかなか大変なことです。修行する心構えとしてお釈迦様は、まず「欲を少なくして、小さなことで満足する心持ちが大切」と示されています。

 

 

日常を営む中で、私達は1つ手にいれればまた1つと「もっと」欲しいという思いが往々にしてあると思います。しかし、その思いが妨げとなり私達は、悟りの世界に到ることはできません。このお彼岸では、初心に戻り「もっと」よりも「ちょっと」にしてみてはいかがですか。皆様がよりよくお彼岸を過ごされますことをお寺よりお祈りさせていただきたいと思います。

 

昨日、伊久美上人から「君は煩悩にまみれ」と言われました。すいません。余談でした(汗)

 

今月の望月でした。

 

 

秋季彼岸会 中日法要

日時 令和2年9月22日(月・秋分の日)午後2時〜

場所 妙福寺 本堂

 

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