妙福寺日記
皆さんこんにちは、妙福寺の伊久美龍堅です。
5月に入り、暦の上では夏を迎えました。妙福寺の境内も、桜の花びらが作り出すピンクのじゅうたんから一転、草木生い茂る美しい緑色の境内になりました。
この時期になると境内にはたくさん雑草が生えてきます。取っても取ってもまたすぐに生えてくるので長期戦になります。長時間しゃがんで草取りをしていると膝や腰が痛くなったり、境内いっぱいに広がる雑草を見て心が折れそうになったり…正直草取りは肉体的にも精神的にもキツいです。でもそんな時、お参りに来た方に「おつかれさま」とか「ありがとう」と声をかけていただくと、とても励まされ嬉しい気持ちになり頑張ることができます(^^)
「苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思ひ合わせて南無妙法蓮華経とうち唱へ居させ給へ。」これは日蓮聖人のお言葉です。「苦をば苦とさとり」とは、苦しみを真正面から受け止め、逃げることなくその苦しみを乗り越えて自分の栄養にしていくこと。また「楽をば楽とひらき」というのは、いまある幸せに感謝をすること。そして苦も楽も受け入れてお題目をお唱えすることが大切だと教えてくださっています。
草取りをしながら、「草取り」は「苦悟り」なんだ!!と、昔先輩に教えてもらったことを思い出したので今回の妙福寺日記はこのお話にしました!
終わりの見えない草取りですがコツコツ頑張ります!
それではまた。伊久美龍堅でした。